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F-15S/MTD 実験機


           F-15S/MTDとはF-15の性能の向上のためにつくられた
           実験機である。特にSTOL 短距離離着陸の性能の向上を
           重視している。短距離離着陸は字のとうり短い距離での
           離着陸を意味している。
           この機はF-15Bの一号機を改造したもので1984年に
           試作が決定し、テストが開始されたのはその4年後である。
           同時にSTOL機の実験にジェネラルダイナミックスのF-16、ノースロップの
           F/A-18が参加していたが、F-15S/MTDが選定に
           敗れてしまうこととなる。
           このカナード翼は操縦翼としての働きもあり、簡単に言えば
           <第2の水平翼>っとなるだろう。
           
           カナード翼自身が揚力をうむので、短距離での離陸が可能となる。
           そして一部、スピードブレーキのような働きもしている。
           フライ・バイ・ワイヤシステムに制御されているので水平翼と
           なんら変わりはない。このカナード翼のおかげで機動性も
           向上している。
           そして、2つ目は2次元推力変更ノズルを採用した点である。
           外見上はエンジンの排気孔が円形から長方形(横長)に
           採用されている。
           この2次元推力変更ノズルとは排気孔を上下に可変させ
           ブレーキなどの役割をもたせたものだ。
           これも機動性向上の要因になっているものと思われる。
           この2次元推力変更ノズルはアメリカの最新鋭戦闘機
           F/A-22 ラプターにも採用されている。
           
           以上の改造でF-15S/MTDは460m前後の範囲で
           離着陸が可能になった。この数値は軽戦闘機(F-16など)
           と比較すれば劣っているが、イーグルのような重戦闘機から
           みれば、革新的な向上であった。
           
           僕がこのHPでF-15S/MTDを紹介するのは…塗装が好きだからです♪




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